飛び出る地図 ~Pop Up Map~
更新日:2014/04/02
「飛び出る地図」を作りました。
いきなりなんだろう? という感じですが、説明すると、飛び出る絵本の地形図版です。
本の形をしていて、開くと地形の起伏がベロっと立体的に立ち上がるというものです。
こんな感じ。
その飛び出る地図で、現在諏訪市が計画を進めているバイパスのルート周辺の地形図を作りました。
どんな経緯かというと、以前諏訪市ではバイパスルート周辺の地形模型をつくったのですが大きくて重いものだったので運ぶことが容易ではありませんでした。
上の写真のようにしっかりした地形模型です。
ひとつ センチ~ センチで大きくてかなり重いものもあり、1人で一つ持つのがやっとなかんじです。
計画が活性化してきて、住民説明会の機会が増えることになるから手軽に持ち運べる地形模型がほしいということでお話をいただきました。
はじめは参考にするものがほとんど無くて、仕組みなどほとんどわかりませんでした。
そこから試作など試行錯誤をかさねて、時間はかかってしまったのですが出来あがりました。
試作なのでまだ白い紙です。スケールは1/100で作っています。
そして完成しました。

全部で4冊。
この「飛び出る地図」は、地形が飛び出るパートが3冊(①②③)と、諏訪湖周辺の平面のパートを畳み込んだ1冊(④)の4冊セットになっていて全部を広げて組み合わせると写真のようになります。
広げると1冊がA1以上の大きさになりますが、畳むとA2サイズになるので小脇に抱えてでらくらく運べるので住民説明の場にも手軽に持って行くことができると思います。
完成した「飛び出る地図」は、本を開くとバイパス予定コース周辺の諏訪の地形が立体的に飛び出てきます。
飛び出した地形にバイパスの予定ラインがマーキングしてあり、
地形の起伏の中でのバイパスルートの様子がわかるようになっています。
ベースには精細な航空写真をしようしているので、ルート上や周辺の家屋もはっきりわかります。
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