更新日：2018/03/27

前回の投稿に引き続き、新築住宅の現場のレポートをお伝えします。
取材に行ったこの日は、職人さんが軒天の木材を塗装中でした。

また、建物内もかなり工事が進み、階段ができました。

Before＜下が前回取材した階段設置前の様子＞

　
After＜階段設置後の様子＞

　

　
　
踊り場のある広々とした階段です。
　
　
踊り場があることで、階段の方向転換や、小休止、転落危険を緩和するなど
階段を安全性の高いものにしてくれます。
　　
ところで、なぜ踊り場というのでしょう。気になったので調べてみました。
　
　
【踊り場】オドリバ
階段の途中に設けられた幅の広い平坦な面のこと。
踊り場の誕生
踊り場が誕生したのは、明治時代と言われています。
明治に入り西洋建築の高い建物ができ始め、長い階段が必要となりました。
当時は螺旋階段のようなぐるぐると繋がったものや梯子のように一直線に伸びたものしかありませんでした。
そのような階段は、一度転んでしまうとどこまでも転げ落ちてしまいます。
そのため危険防止策として生まれたのが、踊り場。
もし、足を踏み外し階段から転落した場合も、踊り場があればそこで止めることができたり、
階段の一番上から一番下まで転落してしまう恐れをなくしてくれます。
　　
　それでは、どうして踊り場と言う名前になったのでしょうか。
踊り場の由来
西洋建築は社交場など貴人・麗人が集まる場所で採用されました。
明治時代の西洋建築といえば鹿鳴館などが有名ですね。
そのような社交場でドレスで着飾った女性が階段の途中（踊り場）でふわりと方向を変えるのを見た当時の人々が
「まるで踊っているよう」と思ったのが踊り場と呼ばれるようになった始まりだと言われているそうです。
　
名前の通り可愛らしい出来事が由来でした。
　
脱線してしまいましたが、引き続きリポートしますので、お楽しみにしていてください。
　（参考記事：http://pando.club/post-2107）